「楽だから」勝手に駈歩になる理由・part2
どうも、馬ーテンダーです。
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速歩で走りたいのに、勝手に駈歩になってしまう。
『速歩が勝手に駈歩になる理由・part1』では前進気勢の供給過多に注目しましたが
今回は馬側の状況から考えてみます。
Table of Contents
駈歩の方が楽
人間の感覚で捉えると、速歩は駈歩よりもギアが1つ落ちた状態なので
駈歩より速歩の方が楽だろう、と考えがちです。
ところが馬からすると「駈歩の方が楽」という場面があります。
それは、収縮させてるときや、伸長速歩を求められたとき。
収縮させたうえに伸長速歩まで求めらたら、馬にとっては相当なハードワークです。
図解・頑張りレベル
確かに駈歩は速歩よりもギアが1つ上がった状態ではあるのですが
ギアを上げずに目いっぱい伸長速歩を頑張るよりも、
ギアを上げて適当に流す駈歩の方が使うエネルギー量は少なくて済みます。
これは伸長常歩をさせるときも同様で
しんどい常歩で頑張るよりも適当な速歩の方が楽だから、と
勝手に速歩にする馬が出てきます。
まとめ
ギアを上げてサボりたい!
歩様を保てるギリギリのところで速く進んでいくのは馬にとって相当ハードワークなので
速歩を要求されているのに、勝手に駈歩にしてしまうことがあります。
同じことは伸長常歩でも起こります。
これを逆手に取って、駈歩が出ない馬に「駈歩の方がマシ!」と思わせることもできるのですが
それはまた別の機会に。
ぜひ、馬の状況を理解する参考にしてみてください。
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「勝手に駈歩にいこうとしてる」感覚がわかるようになる目安など
更に詳しく解説しているこちらの動画もチェックしてください。
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