引き馬で連れ出し、馬結びで止める【実践編】
どうも、馬ーテンダーです。
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今回は、
馬房から繋ぎ場まで馬を連れていく時の細かいコツをお伝えします!
馬には絶対に解けない「馬結び」のやり方についても解説しているので
ぜひここで自分のモノにしていってください。
Table of Contents
引き馬で連れ出すときのポイント
「引き馬で」と書きましたが、馬との関係を意識しながら連れ出すと
その日、繋ぎ場で止めた後の行動をする時も馬との関係も築きやすくなります。
・無口をつけたら勝手をさせない
引き馬以外の場面でも、
人がいる時は人に意識を常に向けさせることは大切です。
馬の勝手を許してしまうと
馬は「人間の指示よりも自分の欲求を優先してOK」と捉えてしまいます。
餌を食べるのが悪いわけではありませんが、
これから何か行動を指示するタイミングでは指示に集中できるように、
食べさせないようにするのが基本です。
・引き綱の持ち方にも気を付ける
基本的な方法としては下記のようなポイントがあります。
・馬の左側に立つ。
・右手は馬の口元から20~30cm程度の場所を、小指が馬の口側、親指が自分側になるように掴む。
・左手は余ったロープを持つ。(※手に巻き付けないように畳んで持つこと)
これらの基本をおさえたうえで、状況に応じて変化させていってください!
・狭い場所で旋回させる時は足元に注意
繋ぎ場の出入り口が一方向にしかないなど、180度旋回させるような入れ方をする場合、
前肢は思いの外、小回りになります。
踏まれないように注意しましょう!
もちろん、繋ぎ場に限らず他の狭い場所で旋回する場合も同様です。
人間の安全確保は常に意識しておいてください。
馬結びのやり方
馬結びとは、馬には絶対に解けない、1番固い綱の結び方です。
しかし馬がつながっていない方の綱を引くと、一瞬で解けてしまいます。
覚えておくと非常に役立つので、ぜひ練習してみてくださいね!
※ つなぐ場所によっては、解ける結び方の方が良い場合もあるので判断が必要です。
・結び方の細かい手順
1.引き綱の中ほどのところを曲げて、輪をつくり、結び先(繋ぎ場内の専用リング等)に通します。
2.工程1で作った輪をひねって、綱を交差させ「×」の形をつくります。
3.馬がつながっていない方の綱にもう一つ輪を作ります。
4.工程3で作った輪を工程②で作った輪に通し、グッと引っ張ります。
5.馬につながっていない方の綱にもう一つ輪を作ります。
6.工程5で作った輪を、馬につながっている方の綱の下をくぐらせて、工程4で作った輪の中に通し、グッと引っ張ります。
7.馬につながっていない方の綱にもう一つ輪を作ります。
8.工程7で作った輪を、馬につながっているの綱の上にかぶせて、工程6で作った輪の中に通し、グッと引き抜きます。
……文字だけだとちょっと伝わりづらいかもしれませんね。
実際に結ぶ様子を解説している動画を下記にて紹介します。ぜひご覧ください。
【YouTube紹介】
今回の内容を実践している動画です。
実際の馬の動かし方や、馬結びのやり方について
動画で確認してもらうと具体的なイメージが掴みやすいと思います。
ぜひこちらの動画もご覧ください。
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