手綱はユルユルでも乗れる
どうも、馬ーテンダーです。
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手綱を張って持つか、緩めて持つか。
手綱がユルユルでも馬は暴走しないし、しっかり動きます。
じゃあ張って持つ、緩めて持つの理由はなんでしょう?
今回はそのあたりを解説していきます。
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「理想的な」手綱の状態とは
殆どの人が、理想の手綱の状態は?と聞かれたら
「手綱はピンピンに張っているけどハミにはプレッシャーがかかっていない状態」と答えると思います。
僕もその状態について異論はありませんが
必ずしもそれが必要なわけではないし、
ハミにプレッシャーがかかってなければ別に手綱が弛んでいたって構わない、と考えています。
「張って乗ってね」と教える指導者さんも、伝えたいニュアンスとしては
「いつでもハミで指示を出せる(でもプレッシャーはかかってない)状態で乗ってね」ということで
大切なのはハミにプレッシャーがかかっていないことです。
手綱で身体を支えるのはNG
とはいえ手綱を緩めて乗ることに抵抗がある人は結構いて、
それは「張って乗る」と教えられたからという以上に
手綱を引っ張って乗ることで、自分の身体を支えているケースが多いと感じます。
急発進のときに、身体が後ろに倒れそうになったのを手綱で前に引き戻していたり
お尻が跳ねて座れないからと、手綱に頼って乗っていたり。
……でも馬からすればハミで人間の身体を支えなきゃいけないのは苦しいですよね。
手綱を張っていないと乗れない人は、ユルユルにすると乗れませんが
手綱がユルユルの状態で乗れる人は、張って乗ることもできます。
手綱に頼らないユルユル手綱で乗れるようになって、どんな馬でも乗れるようになりましょう!
ユルユル手綱でも馬は暴走しない
手綱を張っていないと乗れない人は
基本的に軽くブレーキをかけておかないと暴走するのでは?という怖さを抱えてることも多いです。
実は、僕と一緒に動画解説してくれている大橋さんも昔はそう感じていたとのこと。
しかし実際に大橋さんが手綱を張ってもどんどん速くなる馬に乗っていたとき
「手綱を緩めろ!!」と言われ、速くなる馬よりも指導者さんの方が怖くて手綱を緩めたら
スッと馬のスピードが落ちて「緩めていいんだ」が腑に落ちたそうです。
これはハミを引かれることで逆に馬が反抗し、スピードが上がっていたのですが
僕のレッスンの中でも同様のことは起きています。
※僕は馬より怖い指導はできないので別のアプローチを地道に積み重ねていきます
「緩めて乗る」には大きな勇気が必要ですが
そこを乗り越えると馬だけでなく自分も楽に乗れるようになるので、ぜひ頑張ってほしいです。
まとめ
ハミへのプレッシャーをかけないことが大事
手綱がピンピンに張っていても、ユルユルに緩んでいても
ハミへのプレッシャーがない状態で乗れることがとても大切です。
張ってしか乗れない場合、身体を支えていたり常に軽くブレーキをかけていたりと
馬に余計な負担や苦しさを与えていることも多くありますが
「緩めて乗れる」ようになれば自分も不必要な緊張がなくなって楽に乗れるようになります。
ブリティッシュのクラブなど「張って乗る」ことを求められるクラブもありますが
その際もハミのテンションのところを意識して
張ってはいるけどハミにテンションがかかっていない状態を作っていきましょう。
【YouTube紹介】
動画では、大橋さんのリアルすぎる経験談や応用的な話が登場しています。
ぜひこちらもご覧ください。
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