引き馬で踏まれずに繋ぎ場へ入る【実践編】

どうも、馬ーテンダーです。

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引き馬で、馬房から繋ぎ場へ連れていくときの安全な入り方とは。

クルッと返すときに踏まれたり
ちょうどいい位置で止まらずに出てくる馬もいたり
意外と気を付けたほうがいい点があります。

馬に、あなたが思い描いた通りのコースを歩かせる参考にしてください。


【実践】繋ぎ場への入り方

引き馬で繋ぎ場へ安全に入るポイントを時系列順に解説していきます。

 

一連の流れの前提

繋ぎ場へ入るときに限らず、下記のポイントは普段からおさえておきましょう。

・馬をゆっくり歩かせる
・いつでもブレーキをかけられるようにしておく
・リーディングの位置を普段から教えておく

人と馬とのルールは、繋ぎ場でも馬房でも何処にいても変わりません。
「人が歩けば馬も歩く」「人が止まれば馬も止まる」「人と馬との距離感」など
他の場面でやっていることと全く同じです。

 

向きを変えるときはロープ長め

繋ぎ場の広さは場所によって様々ですが
入った奥で馬の向きを変えるには、大抵の場合小回りさせる必要があり
普段のリーディング位置に立っていると
思わぬところに馬の前肢が来て、踏まれる可能性
があります。

普段持ってるリードロープの長さで繋ぎ場に入ったら
馬が奥に進んでいったところでロープの長さをスーッと長して
人は先に繋ぎ場の入り口側へ出てしまいましょう。

馬を回すときは、絶対に踏まれないリードロープの長さを意識してください。

 

止まらない馬はガツンと止める

普段より長いリードロープで馬を回しても
馬がリーディングの位置を覚えていれば「いつもの人との距離」まで近づいてきますし
来ないときも、ゼッコや軽ーく引いてやることで呼ぶことができます。

そして、いい位置で馬の正面に立つようにして止めます。

もし止まらないときはガツンと、馬の胸の方にリードロープを引いてください

騎乗中と同じで、出ようとする馬に対してグーーーッと引っ張り合いになってしまうと
人と馬との力比べになってしまいます。
指示を無視して止まらない馬には、ガツンと短く伝えていくようにしましょう。

 

右側からスナップ、ロープは短め

鞍を着けたり、乗り降りしたりするのは馬の左側ですよね。
リードロープを結ぶ等の作業も出てくると思うので
馬の右側のスナップから先に繋いで、人が基本的に左側に居れるようにしたいです。

僕は、繋ぐロープの長さはある程度張っておきたいと考えています。
短めにしておくことで馬が自由に動きすぎないことと
顔が痒くて後肢で掻いたときにひっかかると危険だからです。

スナップをつける順序は、厳密に決まっていることではありませんが
仁平はこういう考えなんだな、と参考にしてください。

 

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