駈歩の2歩目、3歩目を出すためにできること
どうも、馬ーテンダーです。
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駈歩が1歩出た!……と思った2歩目で速歩になってしまう。
どうしても駈歩が続いていかない……
今回は、そんな状態の原因と対策について解説します。
なお、駈歩が出るは出るけど継続できない状態については
今後別記事にて解説する予定なので、楽しみにしていてください。
Table of Contents
原因①:出た瞬間にブレーキをかけている
馬が駈歩を出してフワッと上がった瞬間に
思った以上の加速感や緊張、恐怖心などから手綱を引いていることがあります。
すると馬はハミが当たるので、速歩に落としてしまいます。
解決策①-1:手綱をフリーにする
対策は色々考えられますが、矯正力の強いやり方としては手綱をフリーにすること。
身体の緊張で手が上がり、手綱を引いてしまうので
手が上がってもブレーキにならないくらい手綱を緩めておく、という考え方です。
ただし、リスクも高いので
・馬に信頼感がある
・すごく慣れてるインストラクターさんがコントロールできる状態
これらの条件が揃っている環境でのみ、行ってください。
解決策①-2:速歩をとにかく練習する
そもそも何故手が上がって手綱を引いてしまうかといえば
意識・無意識に恐怖心があるからです。
恐怖心をなくし、冷静な頭を取り戻すためには
駈歩の前の段階である速歩をとにかく練習していきましょう!
速歩の中でどれだけスピードが上がっても
馬の状態や自分の状態を冷静に分析・判断できるくらい慣れること。
そうすれば、必要に応じてブレーキをかけられる自信も付くので
最初から手綱を引くこともなくなります。
原因②:人間の気が抜けたのを感じている
馬が気乗りしていないなかで「仕方ないなぁ……」と駈歩に入ろうとした時に
人間側が、駈歩が出たことに安堵して気を抜くと
気の緩みを感じ取って、馬も気を抜いて速歩に落としてしまうことがあります。
解決策②:気合でもう一押しする
駈歩出た!で人間側が満足せずに、もう一発、加速のための脚をいれてください。
僕は基本的に根性論は嫌いですが、気合が必要になる場面もあると思います。
そして「駈歩が出ない馬への決め手になる一発」はテクニックか気合です。
テクニックは、上手い人なら使えます。
しかし気合は、テクニックがない人でも使えます。
駈歩が出ない時に
どうしたんだろう、どうしよう、とオロオロして気合負けしていると
馬も「このまま走らなくていいんだな」と判断します。
逆に馬に乗るのは初めてです!というような人でも、馬に対して負けない気合があれば
「走れ!」の指示をしっかり出せるので、馬は走ります。
駈歩が出た瞬間で気を抜かずに、2歩目3歩目が出るようにもう一押ししていきましょう!
結論
リラックスして、馬に負けない気持ちを持つ
常歩から速歩へ、速歩から駈歩へ……歩様が変わる時はリズムが変わります。
そのリズムに対応するためには
人間の体がリラックスして余計な力が入っていないことと
冷静な判断ができる頭が必要です。
そのために、リラックスして乗れる状態を作りましょう。
そして、もう一押しがあれば走るのに
「わたしが上手くできないから走らないんだ……」というような気合負けのせいで
駈歩が出ない場面も、よくあります。
あとひと押しのところまで出来たのですから
脚を入れたら走る、という約束事に基づいて最後まで「あと一押し」をやり切りましょう。
レベルに応じて他の解決方法もありますが
意識してもらいやすく改善につながりやすいポイントなので
ぜひ参考にしてみてください。
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