発進したいのに馬がバックする時の対応法

どうも、馬ーテンダーです。

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発進したいのに、合図を送ったら馬が逆にバックしてしまった!
という経験をした方、いると思います。

まずは原因を確かめていきますが、
発進の合図しか出していないのに馬が勝手にバックする時に
どのように対応したらいいのかを解説していきます。

 


今回は「乗り手の姿勢が後傾する等のバックする合図を出していない」前提の解説です!
もし自分では気付かないうちにバックの合図を出していた場合は
対応方法も変わってくるので、まずは他の人にチェックしてもらうといいかもしれません。


よくやりがちな対応例


NG①:蹴るのをやめる

いつもはスムーズに発進できているのに
普段通りの合図で、馬が急にバックすると焦ってしまいますよね。

この時に一番やってはいけないのは、蹴るのをやめることです。


馬はリリースされた時の事を覚えていきます。
指示通り発進したらリリースする
合図通り停止したらリリースする……

つまり、発進の合図が出されたのにバックしてリリースされたら「出なくていい!」と認識して
どんどん出ない馬になってしまいます。


NG②:速いリズムで蹴り続ける

速いリズムで、バンバンバン!と蹴ってしまうのも問題です。
矢継ぎ早に出される合図に馬が混乱してしまうだけで、何も解決しません。


馬が勝手にバックした時の、理想的な対応方法

一定のプレッシャーを与え続ける

舌鼓や軽い脚といった発進の合図で馬がバックし始めたとしても、
最初の合図と同じ力加減で(もしくは徐々に強めに)馬にプレッシャーを与え続けます。
そして、前に一歩出た瞬間にリリース。

馬は動いてもプレッシャーがなくならないので「今、指示とは違う動きをしている」と気付き、
指示通りの動きをした時に即リリースされることで「指示に従うと楽だ」と学びます。

 

このやり取りを繰り返すことで、馬はスムーズに前に出るようになります。


結論

指示通りの動きになるまでリリースしない

馬が急に指示と違う動きをしはじめると、つい焦ってしまいますが
指示通りの動きになるまで一定のプレッシャーをかけ続けること
指示通りの動きになったら即リリースすることは大事な部分だと思っています。

もちろん場面や状況に応じて、仕切り直しが必要な時もあります。
ただ、馬とのよりスムーズな関係性を築くためにも
仕切り直しをする前に、今回解説した対応方法をぜひ試してみてください。


【YouTube紹介】

動画では、気付かないうちに後進の合図を出している時に関しても少し触れています。
ぜひこちらの動画もチェックしてみてください。

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