馬にとってのハードワークとは【用語解説】

どうも、馬ーテンダーです。

馬にまたがったときに動いた場合の対応について呟いたTwitterはこちら

 

仁平が解説中によく口にする「ハードワーク」。
これは鞭でシバキあげたり、虐待するわけではありません!

具体的には何のことを言ってるのかについて、解説します。


馬にとって大変なこと

ハードワークとは、要は馬が「大変だ……」って思う運動のことです。

・自然の中にいる馬はやらないけど、身体の構造的には問題のない動き
・頭を使わないといけない動き

こうした動きをまとめて「ハードワーク」と呼んでいます。

 

ハードワークの具体例

・スピンさせる
・サイドパス(真横に動く)
・収縮速歩(目いっぱい伸長速歩してる中で更に収縮させる)
・わざと反対駈歩を出させてキープする(小さいサークルで)

他にも色々ありますが
どれも馬自身はわざわざやらないけど「出来る」ことばかりです。

 

人の指示に「逃げる」ようにする

馬は草食動物なので、基本的に「逃げ」の思考を持っています。

だからルーティンで先が読めるようになると
「楽をする」ために、勝手に判断して動くようになります。

そこで、馬の勝手な判断で余計な動きをしたところで
これらのハードワークを行い、
「あんな大変なことになるなら(馬判断の楽な行動は)もうやめよう」と思わせる

つまり人間が求めた方に逃げるように教えてあげればいいのです。



まとめ

馬にキツめのエクササイズをさせる感覚

筋トレとかエクササイズは、人間にとって
「私生活でやらなくても別に困らないし、やると疲れるけど、身体的には可能」なことですよね。
馬にとってのハードワークも同じ感覚です。

だから一口に「ハードワークさせる」と言っても
馬によって何が出来るかは違うし
ハードワークさせる人間側のレベルによっても内容は変わってきます。

馬が自己判断しはじめたときに「大変だ……」と感じるハードワークを挟めると
人間の指示に従っているのが一番楽だ、と教えやすくなりますよ!

 

【YouTube紹介】

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