絶対にバチッと停止出来る方法
どうも、馬ーテンダーです。
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停止できない馬の止め方を、身体の構造と骨格から考える!
これを理解出来ると
たとえ暴走中の馬であってもスピードを落とせるようになります。
細かい要素や方法ではなく「意味」をキッチリ理解して
安全な騎乗ができるようにしましょう。
止まらないときは馬の下顎を掴む
停止できない馬の下顎を掴めば、どんな状態でもスピードを落とすことができます。
「下顎を掴む」というのは比喩表現ですが
具体的にはどのようにするのか、
何故それで減速させられるのかを解説していきます。
馬が停止しない理由
騎乗中に手綱を引いているのに
馬が停止しないとき何が起きているのかを考えてみましょう。
騎乗者が引っ張ったハミに抵抗して、
馬は斜め前(下)の方に首を伸ばして進んでいきます。
すると騎乗者は馬の口先に対して斜め上方向にいるので
ハミは馬の口先から180度奥の方に向かって当たり
人が「イーッ」と唇を左右に引いたのと同じような状態になります。
ちょっと想像して欲しいのですが
人間も唇の脇を指で「イーッ」と引っ張っても、めちゃくちゃ痛いわけではないですよね。
馬も骨格的には唇のもっと奥まで歯が続いているので、唇は延々と伸びます。
だから単にハミで唇を引っ張られるだけなら
人と馬との力勝負になり、圧倒的に力が強い馬の方がグイグイ前進してしまうのです。
これ以上は口が開かない状態を作る
そこでハミの当たる角度を馬の口先から斜め下方向に変えると
ハミが下顎に当たるようになります。
指先側が馬の口先側、矢印方向にハミから受ける力
この状態で馬がグイグイ前進しようとしても
骨格上、これ以上は口が開かないという限界があるので
馬は顎が外れないために止まらざるを得ません。
この一連の考え方を、僕は「下顎を掴む」と表現しています。
馬の頭の位置が低いままだと真向力勝負・唇限界コースに突入するので
少し引っ張り上げてハミがしっかり骨にかかるようにし
それから止めるようにしてください。
まとめ
ハミを下顎に当てて堪える
馬と真向力勝負をしても完全に負けるので
身体の構造・骨格を踏まえて
どうしたら切り崩していけるのかを理解しておきましょう。
出てしまったとき、暴走してしまったときなど
テンパると馬は顔が上がりますが
真っすぐ手綱を引っ張るだけでは唇が伸びるばかりで止められません。
やや下向きに、脇を締めて手綱をさげて「下顎を掴」んでください。
もちろん状況によって手綱の角度などは変わってきますし
誰にでも簡単にできるわけではありませんが、
下顎を掴む感覚を普段から意識していると止めやすくなると思います。
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