軽速歩はどこに向かって立つのが正しいか

どうも、馬ーテンダーです。

正反撞の練習方法について呟いたTwitterはこちら

 

前回の記事『馬の邪魔してない?【軽速歩のポイントを解説】』で
軽速歩で立つタイミングについて解説しましたが
なかなか上手に立てない方は「立つ場所」がズレているのかもしれません。

今回は軽速歩で立ち上がるとき、どこにどうやって立つのが正しいのか
詳しく解説していきます。


軽速歩で立つ場所とは

軽速歩で「立ってください」と言われたときに
前傾姿勢になって、前に向かって立とうとする方をよく見かけます。
(これは前に落ちる原因になるのでとても危険です)

なかには「斜め前に立ってください」と指導された方もいると思うのですが
ここがちょっと難しいところで
結果として斜め前に立つことにはなるのですが、斜め前に突っ込んでいくわけではないのです。

結果のカタチからアプローチするか
動作からアプローチするかの表現の違いなので
それぞれ解説していきます。

 

真っすぐ真上に立つ

動作からアプローチしていくときの意識としては
ベストポジションで鐙を踏んだ状態から真っすぐ真上に立ちます。

人間の身体の構造上、斜め前の位置に立つことになりますが
「真上に立つ」意識なので、姿勢も真っすぐに保たれたままです。

 

しかし最初から斜め前を目指そうとすると、殆どの人が感覚的に前傾姿勢になってしまい
まるでスキージャンプでもするような格好になってしまいます。

真上(=鞍の上)に立つことで、結果的に腰も斜めに動いていることになります。

 

斜め前に立つときも必ず上体はキープ

「斜め前に立ってください」という表現をする指導者さんは、結果のカタチを教えてくれています。

軽速歩で立つときの正しい姿勢自体が、指導者さんによって変わるわけではないので
「真っすぐ真上」と同じように上体の姿勢を保ったまま
腰を斜め前(ウエスタン鞍でいうとホーンの上くらい)に持っていくつもりで動きます。

上体を真っすぐにキープしたまま腰を斜め前に動かしていますが
実際には馬も動いているので、人間のポジションは鞍の上にいるままです。



まとめ

上体を真っすぐにキープして鞍の上

軽速歩で立つとき、上体を真っすぐに保ったまま腰は斜め前に動きますが
位置としては鞍の上
にいます。

「姿勢を保って立つ」「鞍の上にいる」というアプローチだと
「真っすぐ真上に立つ」という表現になり、結果的に腰も斜めに動いています。

「姿勢は保ったまま、腰が斜め前に動く」というアプローチだと
「斜め前に立つ」という表現になり、結果的に鞍の上にいることになります。

目指す結果は同じでも人によって理解しやすいアプローチは違うので
ぜひ、ご自分で捉えやすい方で感覚を掴んでいってください。

 

【YouTube紹介】

こちらの動画で上体や腰の動きを確認すると、より腑に落ちやすくなります。
ぜひチェックしてみてください!

様々な状況別に細かく解説した動画を毎日更新しています。
チャンネル登録と高評価お願いします!

個別に症状を相談したい方はこちらより申込ください。

オンライン相談申込

参考になったらポチッとお願いします!

乗馬・馬術ランキング


【ニヒラボ】
仁平の頭の中と日々の馬の触り方を知れる場所
表には出せない挑戦や日常の乗馬メモなどが読めます。

今日は「新馬への追い運動(ニヒラボ限定動画)」について投稿しました。

直接話してみたい、相談したいという方もニヒラボへ。
乗馬業界では珍しいサービスがいっぱいあります。

気になる方はこちら↓

ニヒラボ

コメント