脚扶助の「圧迫」とは【用語を解説!】
どうも、馬ーテンダーです。
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脚扶助の中には「蹴る」「触れる」「圧迫」がありますが
他の2つと比べると「圧迫」ってちょっとイメージを掴みにくいですよね。
そこで今回は「圧迫」がどんなものなのかを解説していきます!
Table of Contents
脚扶助の種類と「圧迫」の位置づけ
脚扶助には「蹴る」「触れる」「圧迫」がありますが
実は、それぞれをどのタイミングや順番で使っていくかは人によって違います。
僕の中で、圧迫は一番強い脚扶助という位置づけです。
しかし、脚扶助の最初のステップとして圧迫を教えている指導者さんもいます。
何故このような違いが生まれてくるのでしょうか。
「圧迫の感覚」は人によって違う
仁平の場合
僕が圧迫を一番強い脚扶助と考えているのは
キックは単発的なもので、
圧迫は強く不快なプレッシャーを継続的にかけ続けるものと認識しているからです。
①触れる < ②軽いキック < ③強いキック < ④圧迫
キックで反応しない重い馬や、拍車が嫌いで拍車を当てると跳ねる馬にも
グッと圧迫し続けて、馬が前に出た瞬間にリリースするという方法で対応しています。
普段2の力で馬にプレッシャーをかけているところを、5の力でかかとをずり上げて押し込み
馬のお腹を強く「圧迫」するイメージです。
最初のステップと考える人の場合
ところが、普段0.1くらいの力でキープしている人が2の力で馬のお腹を押すのでも
押しているので「圧迫」していると表現できますし
ふくらはぎで軽ーく触れるように押すことを「圧迫」と捉えている人もいます。
これらの人の場合だと、圧迫はしているのですが馬が受ける負荷の大きさは小さいので
僕の位置づけよりも、もっと手前の軽い扶助の位置づけになります。
①触れる < ②圧迫 < ③軽いキック < ④強いキック
僕の中では「触れる」にカテゴライズされる弱い圧迫を「圧迫」と認識している人もいるということです。
まとめ
自分が使っている「圧迫」の強度を認識する
僕のように強い圧迫を「圧迫」と認識しているなら
当然使うタイミングとしては、下記のように一番最後になります。
①触れる < ②軽いキック < ③強いキック < ④圧迫
しかし弱い圧迫を「圧迫」と認識しているなら、キックの前の扶助として使っていけます。
①触れる < ②圧迫 < ③軽いキック < ④強いキック
このように、自分が使っている「圧迫」の強度はどれくらいのものなのかを
まず認識するところから始めていきましょう。
そうして圧迫のなかでも状況にあわせた適切な強さを選べるようになると、
馬も自分も楽な力で落ち着くことができますね!
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圧迫の定義を見つけていく過程や、自分の扶助の状態をチェックできるところの情報など
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