リラックスした馬の仕草
どうも、馬ーテンダーです。
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馬がリラックスできる環境を作っていくことは、すごく大事なこと。
リラックスしている馬が出す仕草を覚えて、
リラックスするタイミングをたくさん用意してあげてください。
跛行に関する話にも、少しだけ触れています!
Table of Contents
リラックスしている馬の仕草
①繋ぎ場で寝ている
繋ぎ場で引手にもたれかかり、無口の鼻革に押さえつけられながら寝ている状態。
バリエーションに、目が半開きになってウトウトしている状態もあります。
リラックスしている人間と同じような仕草で、分かりやすい例ですね。
②後足を浮かせている
後足を片方だけ、ハイヒールを履いているかのように浮かせているのもリラックスしている証拠。
馬にとっての「休め」の体勢です。
草食動物は基本的に、何かに襲われたら逃げないといけません。
逃げる必要がありそうなときに片足を浮かせていると、一歩逃げ遅れてしまいます。
だから何か警戒しているときは必ず全ての足を地面につけて、
すぐに動き出せる状態を作ります。
ということは、後足を片方浮かせて重心のバランスを崩している=リラックスしているということです。
③馬房の奥に引っ込んでいる
馬房の中で寝転んでいたり、座り込んだりしているのもリラックスしている状態ですが
奥の方にいるときも、ひとりでボーっとしたいときが多いです。
ただし小窓などから頭を出して外を見ているときは「外に行きたい」とき。
怒っていないのに、出口が無い方に向かって立っているとか
入口にお尻を向けているとか、そういうときが「ボーっとしたい」「何もしたくない」状態です。
④下唇が落ちている
ちなみに、個人的にすごく好きなリラックス仕草は「下唇が落ちている」です!
馬が頭を使って疲れたあとに出やすいなーと感じているのですが
本当に可愛いですよね……
前足を出しているときは要注意
後足を片方浮かせているときはリラックスしている状態ですが、
前足を片方出しているときは、馬が痛みを抱えている(=跛行の可能性がある)ので注意が必要です。
基本的に、馬は前足が休憩することはありません。
前足は揃えて突っ張っている状態が、一番馬にとって楽な姿勢だからです。
その状態をワザと崩すということは
突っ張ってると足が痛いから、片方だけ出して反対側の足に重心をかけたいということ。
だから「出している方の前足が痛い」と覚えておいてください。
まとめ
よく観察して馬の状態を知ろう
馬がリラックスしているときの仕草は
同じ状態の人間の仕草とも共通しているところもあります。
常によく観察をして、どんな時にリラックスするのかを把握し
そのタイミングをたくさん用意してあげてください!
状態把握に努めることは跛行などの早期発見にも役立ちます。
楽しく馬への理解を深めていってくださいね。
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