焦るときの対処はここから
どうも、馬ーテンダーです。
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普段馬に乗っている中で、アクシデントが起きているわけでもないのに
パニックになったり焦ってしまったりする場面があると思います。
「焦り」にどのように対処すればいいのか、僕なりの見解を解説しました。
Table of Contents
焦る原因を把握する
アクシデントや、馬の問題があったわけでもないのに騎乗者が焦ってしまったら
僕はまず「何故焦ってしまったのか」というマインドの方からアプローチします。
そこを放置したままだと、何をしても結局焦ってしまうからです。
乗り手のレベルや、乗っている馬によって焦ってしまう場面は変わります。
・速歩で思った以上に速くなったとき
・駈歩を出そうとするとき
・駈歩中 ……
あなたがいつも焦ってしまう場面はどんなものでしょうか?
馬が何をしたときか?自分が何をするときか?
具体的にどんな場面で焦ってしまうのかが把握できれば、具体的な行動としての対処法も見えてきます。
焦ってしまう理由
実際に乗って焦ってるときに「何故自分は焦っているのか…」とは考えられないと思うので
後で冷静になってから、振り返るといいと思います。
ここでは2つの焦ってしまう理由について紹介するので手掛かりにしてみてください。
理由①恐怖心がある
焦る理由の殆どは恐怖心によるものです。
馬を完全に制御できるかがわからないと怖いですよね。
スピードが許容範囲を超えたときに怖いのも、その速さを制御できないと感じるからです。
振り返るときに「どんな場面が嫌か」をヒントにすると発見があるかもしれません。
自分だけで分からなければ指導者さんに相談してみてください。
もちろん僕に相談してもらっても構いません。
何が問題になっているかは、見ていればもちろんカウンセリングしていくだけでも分かります。
もし環境が許すなら
常歩 → 伸長常歩 → ゆっくり速歩 → ゆっくり軽速歩 → 速い軽速歩 → ・・・と
順番通りにスピードを上げていき、どこから焦りが見えるかを確認する方法もあります。
ただし危険を伴う方法なので必ず指導者さんに相談・確認してからやってください。
理由②出来ないことが2つ以上ある
乗馬スキル上達のコツにもなりますが、出来ないことは1つに絞るようにしましょう。
出来ないことが2つ以上あると、何をしたらいいかわからない状態になり焦ります。
例えば、速歩で蹄跡を進まなきゃいけないのに蹄跡から外れてきた場合
速歩=スピードコントロールと、蹄跡に戻す=馬を曲げるという2つの要素が必要です。
余裕を持ってスピードコントロール出来る人なら「曲げる」に集中できますが、
まだそこに余裕がない人は
スピードは抑える?維持する??とにかく蹄跡に戻すのが先???と
考えることが一度に襲ってきて、結局何をしたらいいか分からなくなってしまいます。
ひとつずつ、出来ることを積み重ねていきましょう!
騎乗中に焦ってしまったら
僕は基本的にカウンセリングしてからレッスンに入るので
騎乗者が焦る状況にはあまりならないのですが(焦る場面になる手前の段階/土台をしっかり作る)、
レッスン中に焦ってるなーと思ったときは
とにかく落ちない姿勢になってもらってから、止める、もしくは速度をゆっくりにします。
焦ると緊張して身体が硬直するので馬の動きについていけなくなって悪循環だし、危険です。
もし騎乗中に焦ってしまったら、とりあえず一度止めてみましょう。
まとめ
自分はどの場面で焦るのかを把握する
アクシデントが起きているわけでもないのにパニックになったり焦ってしまうときは
自分がどんな場面でパニックに陥ってしまうかを把握しましょう。
そこを把握できると、具体的な行動としての対処法が見えてきます。
理由は主に
・完全に制御できるかわからない
・出来ないことが2つ以上ある のいずれかです。
どんな焦りにも効く対処法は「焦る場面」に行く前に着実なレベルアップを図ること。
出来ないことは1つに絞って、着実に制御できる範囲を広げていってください。
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