「坐骨を意識する」とは、こういうこと【解説】

どうも、馬ーテンダーです。

騎乗した時の悩みの分析ポイントについて呟いたTwitterはこちら

 

馬に座るために「坐骨を意識して」と言われても
正直、よくわからないんだよね……という方も結構いるんじゃないかな、と思います。

そこで今回は
座り方の話から、具体的な腰の動き方、骨の感覚について
詳しく解説していきます!


坐骨で座れているか、ここでチェック!

馬に乗った時、後橋(鞍の後ろの出っ張ってる部分)との間に隙間がありますか?


頭・腰・踵が一直線になる正しい騎乗姿勢で乗ると
骨盤が立つので、後橋とお尻の間に~こぶし大くらいの隙間ができます。

しかし、お尻の肉の方でペタンと馬に座ると
骨盤が寝てしまうので、後橋との間に隙間ができません。

 

隙間の大きさは鞍のサイズとお尻のサイズによって変わりますが
後橋との間に隙間ができていれば、ある程度坐骨で座れている状態と考えてOKです。

隙間が空きすぎる場合は反り腰になっている可能性が高いですが
今回は「坐骨で座れている」=「後橋との間に適切な隙間がある」前提で解説を進めていきます。


座れているときの腰の動きとは

鞍とお尻が離れない

「速足の時にお尻が跳ねてしまう」というお悩みをよく聞きます。
これは坐骨の動き=腰の動きと、馬の動きが一致していないから起きる現象です。

 

お尻が跳ねずに座れているときの坐骨は
馬の動きと連動して動いており、鞍に垂直に刺さったような状態でくっついています。
鞍との接地時間が長く、鞍とお尻が離れません。

お尻が跳ねて座れないときの坐骨は
馬の動きと連動していないので、鞍が坐骨と垂直の位置に来た時だけ接地しています。
当然、鞍との接地時間は短くなります。


つまり、坐骨と鞍がくっついている時間が長いほど「馬に座れている」ということ!
そのために「接地している時間をどうすれば伸ばせるか」を意識する必要があります。


骨の感覚がわからないとき

そもそも骨の感覚がわからないよ、というときは
坐骨と鞍の間にあるお尻の皮や肉の感覚を手掛かりにしていけばOKです。

最初のチェック方法で、まず坐骨を立てて座れているかを確認し
お尻と鞍がくっついている感覚を覚えます。

あとは乗っているときに自分のお尻と鞍がどれくらい接地したままでいられるかを
観察・分析して、接地時間を少しずつ長くしていきましょう!


結論

鞍との接地時間を伸ばすことを意識する

「坐骨を意識する」とは
坐骨(が鞍とくっついている時間をどうすれば伸ばせるか)を意識する」ということ。

坐骨を垂直に鞍に刺す、とか、坐骨で鞍を掴むという表現もしますが
骨の感覚がイマイチわからない場合は
骨と鞍の間にある肉の感覚を手掛かりに、接地時間を伸ばせるように意識しましょう。

接地時間を伸ばすための具体的な方法については、
別記事『正反撞でお尻が跳ねない腰の感覚とは』も参考にしてみてください。


【YouTube紹介】

坐骨と鞍との接地時間について、動画では更に理解を深められると思います。
ぜひこちらの動画もご覧ください!

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