鐙が脱げる原因はコレ!

どうも、馬ーテンダーです。

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鐙が脱げる原因は、実は単純です。
なぜ脱げてしまうのか
どうしたら改善していけるのかを解説します。


鐙が脱げる原理

まず結論から言うと、鐙が脱げる人は全員力が入っています
力が入る場所は様々ですが、ほとんどの場合、膝か内腿どちらかです。

 

ここで鐙の長さを設定するときのことを思い出してみましょう。

鐙は足を真っすぐに下ろした位置の、ちょっと上に合わせますよね。
足の方が鐙よりも長いので、意識しなくても引っかかるように調整しています。
だから何もしなければ鐙が脱げることはありません。

つまり、鐙が脱げる=足が鐙よりも短くなっているということです。


力が入ると足が短くなる

鐙が脱げてしまうのはどんな状況でしょうか。
・速歩でお尻が跳ねるとき
・駈歩を出そうと外方脚を下げたとき
・常歩で脚を入れようとしたとき ・・・

様々なケースが考えられますが、いずれも
「落ちない!」と膝を締めていたり、「蹴ろう!」と膝下だけを動かしていたり、
とにかく力が入っています。

筋肉は緊張すると収縮するので
膝を締める等して力が入れば自然と踵は上がり、足は短くなってしまいます
そして足が短くなったぶん、鐙は脱げやすくなります。


改善策

①足は付け根から動かす

蹴るときや外方脚を下げるときに脱げてしまうなら、
膝下だけを使って蹴ろうとしている証拠です。

膝下だけで蹴るのは意図的に踵を上げて足を短くしているのと一緒
足の付け根(太腿)から動かせば、多少足の長さが変わっても
元々の足と鐙の長さの差ぶんで吸収できるので、鐙を踏んだ状態を保てます。

爪先でギリギリ踏んでるから脱げてはいない……というような乗り方だと、
爪先に力が入っているし、何かあったときにすぐに脱げてしまうので危険です。
力は抜いて、太腿から動かすようにしましょう。

 

②ベストポジションに戻していく

そもそも力を抜けていれば鐙は勝手に踏めているものなので
極力動かないのが理想ですが、
僕自身も「脱げる」まではいかなくても「ズレる」ことは結構あります。

一瞬力が入ってしまったとか、何かあって「踏みポジション」からズレてしまったら
その度にちょっと浮かせて足の位置を微調整を繰り返し
自分が自然と踏んでいられる、丁度いい位置に戻していけばいいのです。
まずは脱力して「ここに戻す」感覚の「ここ」を掴んでいきましょう!



まとめ

力を抜いて足長く乗る

鐙の長さを「足を真っすぐ下ろしたところから少し上」に設定している以上
脱力していれば鐙は脱げませんが、
腿や膝に力が入ってしまうと足が鐙より短くなって脱げてしまいます

乗馬の基本は脱力

力を抜いて乗ることを意識して
脱げる → ズレるけど脱げない → ズレるけど直せる・・・と
少しずつステップアップして
カッコよく、安全に乗れるようになってください。

 

【YouTube紹介】

現役インストラクター達も鐙がブランブランに脱げる?!!
裏話や具体的なズレの直し方など、肩の力も抜けていくこちらの動画も是非ご覧ください。

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