停めた「つもり」を卒業して、馬のリーダーになる
どうも、馬ーテンダーです。
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馬に停まる合図を出したのに、停まりきらないで
ズルズルと常歩がはじまってしまう……というケースは少なくありません。
逆に、「馬を停めきる」という基本の基本ができれば
たとえ初心者であっても馬のリーダーになることができます。
今回はそのあたりを詳しく解説していきます。
Table of Contents
停めた「つもり」の時に起きること
馬を停める時は、車を運転している時の「一時停止」と同じようにメリハリが大切です。
「停めたつもりだけど2歩3歩出ている」時に何が起きているのかを、まず考えてみましょう。
・人間側の視点
①「停まれ」と馬に指示を出した。
②馬のスピードも落ち、一度は何となく停まった(ように感じた)。
③一度は停まった(と思う)から、また「歩け」の指示を出した。
・馬側の視点
①「停まれ」と指示をされた。
②指示に合わせて停止に近い状態までペースは落としたが、進みたい。
③試しに2歩3歩、進んでみたらまた「歩け」と指示された。
④自分の進みたい気持ちを優先していいらしい、と理解した。
(自分の進みたい気持ちに人間側があわせてくれた、と理解した。)
・停めきらない=馬に主導権を渡すようなもの
馬に指示を出す時に「停まる時は停まる」「歩く時は歩く」等のメリハリをつけないと、
馬は徐々に、人間側にではなく馬側に主導権があると認識していきます。
すると馬は自分の気分で動いてOKと理解するので
「もっと速く走りたい」と思ったら勝手にスピードを上げていったり、
「もう動きたくない」と思ったら全く動かなくなったりと、どんどん扱いづらくなってしまいます。
結論
確実に停止させて、自分がリーダーになる
馬にとって主導権がどこにあるのか、という認識は
「馬と人間、どちらの指示が勝ったか(立場が上か)」ポイントの積み重ねで出来ています。
曲がれと言われた時に曲がったか
停まれと言われた時に停まったか
動けと言われた時に動いたか……
つまり人間側の勝ちポイントが増えていくほど、馬はあなたを自分のリーダーだと認めていくということ。
だからこそ、初心者でもできる「停止させる」場面では
丁寧に明確に絶対に停めて、必ず勝ちポイントを獲っていきましょう!
・勝手に動いたら、すぐにやめさせる
・停めたら自分の合図で動くまでは動かさない
この2つがポイントです。
こんな裏技にも繋がります!
確実に停止させることが徹底できれば、自分の自信にも繋がるので
馬が走った時も怖がらずに乗れるようになりますよ!
最短ルートで駈歩を楽しむためにも、ぜひマスターしてみてください。
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