脚のバリエーションの作り方
どうも、馬ーテンダーです。
馬の扱いが上手くなるポイントについて呟いたTwitterはこちら
「脚を入れる」と一口で言っても、
実は強弱の違いをはじめ色々なバリエーションがあります。
実際に僕や、他の現役インストラクターがどんな蹴り分け方をしているのか
バリエーションを増やしていくにはどうすればいいのか
具体例と共に解説していきます。
脚のバリエーションとは
馬に乗り始めた頃や、焦ってしまった時は
脚=とにかく蹴る!というイメージで力いっぱい蹴ってしまうケースが多いと感じています。
しかし「とにかく強く蹴る」脚で始めてしまうと
その後がグダグダになりやすく
馬にとっても人にとっても嬉しくない展開になりがちです。
実例:脚のバリエーション
例えば僕は、普段7段階くらいの脚を使い分けて馬と接しています。
ふくらはぎが触れるくらいの脚とゼッコ、
強く蹴る脚、
拍車と同時に使う脚、
拍車のプレッシャーが高まる当て方をする脚……
これらに圧迫も織り交ぜながら、状況に応じて判断していきます。
僕のYouTubeに出演してくれている、ゴクウホースビレッジの大橋さんの場合は
常歩で発進しようという雰囲気を出す(※馬が勝手に歩き出すのとは違う)、
ふくらはぎが触れるくらいの脚、
馬体に添わせた足で軽く圧迫する脚、
かかとで強く圧迫する脚……
ゼッコや雰囲気も織り交ぜながらだと、15段階くらいを使い分けているそうです。
3段階の使い分けから始める
最初から豊富な脚のバリエーションを使い分け出来る人はいませんから、
まずは自分の中で「自分なりの強い脚」と「自分なりの弱い脚」を意識してみてください。
①触れる
②軽く蹴る
③強く蹴る
この3段階ができるようになると、結構スムーズに乗れるようになるんじゃないかなと思います。
3段階が難しければ、①触れる ②蹴る の2段階から練習してもOKです。
馬を動かそうとしたときに、強い脚一択では馬も刺激に慣れてしまうので余計に動かなくなります。
しかし強弱のバリエーションが2つでも3つでもあれば
少し冷静になって、馬に指示を伝えていけるようになりますよ。
まとめ
自分の脚に強弱をつける意識を持つ
脚=とにかく蹴る!という意識を手放して
自分なりの感覚で構わないので、弱・中・強 の段階を作ることを意識してみてください。
とりあえず3段階を作れるようになると
すぐ反応してくれる馬には弱い脚で大丈夫だな、とか
弱・中の脚でダメだったから、思いっきり強い脚を入れるしかないな、とか
徐々に、状況に応じた使い分けができるようになっていきます。
僕たちインストラクターが7段階とかそれ以上のバリエーションを持っているのも
結局はそれぞれの脚の強弱や、拍車の当て方の違いなどを組み合わせているだけです。
別記事『ギャップがあれば、蹴らなくても馬は動く』も含め
馬との円滑なコミュニケーションに役立てていってください。
【YouTube紹介】
動画では弱い脚の力加減がどれくらいのものか、視覚的に確認してもらえます。
雰囲気で馬を動かすってどういうこと?!と気になる方も、ぜひこちらの動画もご覧ください。
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