停止する時のかかとの使い方【停止のポイント②】

どうも、馬ーテンダーです。

馬を扱う上での色んな事態について呟いたTwitterはこちら

 

かかとの使い方とその意味合いをどこまで意識してますか?

基本的な姿勢としても
「かかとを下げることが大事」というのは知っていると思いますが
停止する時はより、重要なポイントになります。

前回の記事『停止時のベストな上体の形とは【停止のポイント①】』に続き
今回は2つ目のポイントの「かかとを下げる」について解説していきます!


騎乗時の重心はかかと

馬に乗っているときの重心は、鐙にはのせません。
鐙ではなくかかとにのせます。

重心をのせたままかかとを下げることで、スムーズに停止できるようになります。


かかとを下げるとなぜ停止するのか

かかとを下げる時は、鐙を中心に円周を辿るように下ろしてください。
すると馬は前足を上げづらくなり、動きがロックされます

物理的に馬の動きに制限をかけていくわけです。

 

そして乗り手の重心が下がる=馬の体に乗り手の体重が沈み込むので
馬も背中の重さに違和感を感じ、停止しやすくなります

 

よく足を前に突っ張ってしまうケースを見かけるのですが
これだと重心が下がらないので、意味がありません。

停止のポイント①で起こした体の重みを、いかに下方向(後足方向)に伝えていくか
イメージしながら練習してみてください。


【実験】かかと下げ

かかとを下げるとどれだけ体が沈み込んでいくか、簡単な実験で確認してみましょう。

ちょっとした段差があるところに
ちょうど鐙を踏むあたりで立ってみてください。

 

かかとを下げなければ、体は段差の上に立った高さにありますが
かかとを下げたら姿勢はそのままで、ぐんっと沈み込んでいきますよね。

これと同じことが馬上で起きるのです。
どれだけ馬の背中にプレッシャーがかかっていくかが想像できると思います。


まとめ

重心を下げて自然な停止を実現する

乗り手がかかとを下げることで
馬は前足を動かしづらくなり、人の重心が後足側にかかることで違和感を覚えます。

前回お伝えした「体を起こす」と併せると
馬の後足に効果的に重心をかけていくことができるので、
スムーズな停止に導いていけるのです。

かかとを下げることに関しては、もう少し補足したいことがあるので
次回もう少し深めていきます。
どうぞそちらの記事も参考にしていってください!


【YouTube紹介】

上体を起こしてかかとを下げたときの姿勢のイメージなど、動画では更に詳しく解説しています。
ぜひこちらもご覧ください!

様々な状況別に細かく解説した動画を毎日更新しています。
チャンネル登録と高評価お願いします!

個別に症状を相談したい方はこちらより申込ください。

オンライン相談申込

参考になったらポチッとお願いします!

乗馬・馬術ランキング


【ニヒラボ】
仁平の頭の中と日々の馬の触り方を知れる場所
表には出せない挑戦や日常の乗馬メモなどが読めます。

今日は「馬運車に乗らない馬に対する仮説」について投稿しました。

直接話してみたい、相談したいという方もニヒラボへ。
乗馬業界では珍しいサービスがいっぱいあります。

気になる方はこちら↓

ニヒラボ

コメント