停止時の身体の使い方【停止のポイント③+裏技】

どうも、馬ーテンダーです。

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前記事『かかとの向きを意識する【停止のポイント②補足】』に続き
停止のポイント3つ+裏技解説シリーズの最終回です!

上体を起こす、かかと下げるなど、身体の各パーツについて考えてきましたが
身体のどこをどのように意識すればいいのか
停止のポイント③「後傾した姿勢を保持する」と裏技について詳しく解説していきます。


身体全体で「停止」を伝える

「後傾した姿勢を保持する」といってもガチガチに固まる必要はありません。
どういうことなのか、裏技「停止させるとき以外はやわらかく乗る」と併せて考えていきます。

 

馬の背中を止める

常歩の時は、なるべく脱力して身体を馬の動きと連動させて乗りますよね。
つまり馬の背中と一緒に乗り手も動いているわけです。

一方、停止している時は馬も乗り手も止まっている状態。
なので「これから停止するよ」という合図として
乗り手が馬の動きと連動させるのをやめて、先に「停止」の状態を作っていけばいいのです。

すると、馬は背中の動きを止められることになるので「停止」の指示を理解しやすくなります。

 

大きなギャップを作る

停止させるときは、ガチガチに強ばって全身を固めたり
力づくで引っ張ったりする必要はありません。
ここまでお伝えしてきた動作をした時点で、力は馬に伝わっています。

 

馬に対して指示をするときは、メリハリが大切ですよね。
結局、それと同じことを停止させるときもしていきましょう、ということです。

普段やわらかく乗っていれば、馬の動きを止める乗り方をした時にギャップが大きくなります

そのギャップを一瞬の違和感で終わらせず、明確な指示として伝えるために
「上体を起こす」「重心を下げる」「馬の背中を止める」「手綱を引く」といった動作を複合的に使いながら、
身体全体で「停止」を馬に伝えていってください。


まとめ

身体全部を使って馬の背中を止めていく

裏技として紹介した「停止させるとき以外はやわらかく乗る」は非常に重要です。

普段やわらかく乗ることができるようになれば
馬の背中を止める動きが、馬にスムーズに伝わるようになっていくからです。

 

「上体を起こす」「重心を下げる」「馬の背中を止める」「手綱を引く」……

馬を止めるための合図は色々ありますが、
どれかひとつ、身体の一部だけを使って馬をコントロールしようとするのではなく
全身を使って「停止」を伝えていく
ようにしましょう。

多少の力が必要になる場面もあると思いますが
どれくらいの力加減、身体の動かし方をしたら馬に伝わっていくのかは
ぜひ、ご自身で練習を重ねながら掴んでいってください。


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動画で確認してもらうと、ギャップを作っていくあたりの具体的なイメージが掴めるかと思います。
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